サルボ恭子さんのワインが進むフレンチつまみ
旨味と刺激がワインを呼ぶ"黒オリーブと黒胡椒のポテトサラダ"

旨味と刺激がワインを呼ぶ"黒オリーブと黒胡椒のポテトサラダ"

今回はしっかりと黒胡椒を効かせた大人の味わいのポテサラをご紹介します。「アペリティフ」とはちょっとしたおつまみでワインを飲むことを指すフランス語。そんなアペリティフにぴったりのフレンチつまみを料理家のサルボ恭子さんに教えてもらいました。

黒オリーブと黒胡椒のポテトサラダのつくり方

材料材料 (2~3人分)

じゃがいも3個(男爵(500g))
にんにく大1/2片(粗みじん)
黒オリーブ15粒(※)
エキストラバージンオリーブオイル大さじ4
黒胡椒小さじ1(ホール)
小さじ1弱

※黒オリーブは表面にしわの寄ったギリシャ風のオイル漬けを使用。種付きのほうが旨味があっておいしい。

1じゃがいもをゆでる

じゃがいもは皮をむいて1.5cm角に切り、にんにくとともに鍋に入れる。かぶるくらいの水を入れて火にかけ、柔らかくなるまでゆでたらザルにあける。

2黒オリーブの下準備

1 のじゃがいもをゆでている間に、黒オリーブの種を取り、手で粗くちぎっておく。黒胡椒は粗く叩いておく。

3和える

ボウルにオリーブオイルと2の黒オリーブを合わせて、ゆで上がった1を温かいうちに加え、黒胡椒と塩も入れて和える。

完成
しっかり効かせた黒胡椒が全体を引き締める。シンプルな分、材料の質がものを言うので、おいしい黒オリーブとオリーブオイルでぜひ。

教える人

サルボ恭子 料理家

サルボ恭子 料理家

パリの名門ホテル「オテル・ド・クリヨン」の厨房を経て、現在は料理教室、ケータリングなどで活躍中。フランス料理をベースに、洗練されたレシピにファンが多い。『前菜食堂』『ウマつま』など著書多数。ご主人はフランス人。

文:鹿野真砂美 写真:公文美和

※この記事の内容はdancyu2016年12月号に掲載したものです。

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。